FENNEL所属ストリーマー/元「VALORANT」プロゲーマーxnfriさん来校。トークライブ&デモンストレーションイベント開催!

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7月下旬、バンタンゲームアカデミー東京校に、FENNEL所属ストリーマー/元「VALORANT」プロゲーマー・xnfri(ぜんふ)さんが来校!

元「VALORANT」プロ選手であり、現在はFENNEL所属のストリーマーとしてご活躍されています。トークライブ&デモンストレーションイベントが開催され、在校生、入学検討者様が受講。業界をリードするプロフェッショナルから、直接アドバイスをいただける貴重な機会です。当日はスタッフがインタビュアーとなり進行していきます。
【1. xnfriさんのバックグラウンドを深掘り。プロを目指したのは「バイト感覚」!?】
―― まず、ゲームとの出会いについて教えてください。
xnfri講師(以下同):最初は、ゲームキューブでしたね。4〜5歳の頃、姉と一緒に『マリオパーティ4』をやってました。中学生くらいからPCゲームを触るようになって、『League of Legends』が最初でした。FPSは2012年に『CS:GO』をSteamで見つけて、普通のノートPCでプレーしていました。冷却用にアイスパックを敷いて、限界の状態でしたね。
――「VALORANT」に触れたきっかけは?
大学1年でコロナ禍になり、留学する予定が全部なくなってしまって。それまでゲームから離れてたんですけど、時間ができたので再開しました。ちょうど『VALORANT』のβ版が出てて、「これだ!」ってなりました。
―― プロを意識し始めたキッカケは?
色々なプロチームが募集していて、「バイト感覚で、やってみようかな」って始めたのがキッカケです。1年くらい続けばいいかなという軽い気持ちで始めました(笑)。

―― なるほど!では、「FENNEL」加入の経緯は?
引退して、「eスポーツ業界から離れよう」って思ってたんですけど、FENNELスタッフさんに「100%学業優先でいいから」と声をかけていただいて。引退してから半年後に加入しました。
―― 学業との両立はどのように?
正直どっちつかずになると思っていました。個人的には、休学してプロ活動に集中した方が、納得のいく結果が出ると思います。

【2. 「プロになり、仕事感が増しました」】
―― プロ時代、どんな生活でした?
週6日で、1日10時間以上は触っていたと思います。オフの日もついつい練習しちゃうんです。でも、あるトルコ人コーチに「オフの日は絶対ゲーム禁止」って言われて意識してから、メンタルの調子が良くなりましたね。

―― ルーティンや試合前の準備は?
試合の2時間前から集中して、デスマッチとかで感覚を整えてました。あと、射撃場でのウォーミングアップも大事にしてました。
―― 自分の強みは?
やっぱり「エイム」です。バイト感覚で始めたのも、「エイム」に自信があったからです。
―― プロになり変わったことは?
趣味から仕事という認識に変わり、お給料をいただいてからは「仕事感」が増しました。
趣味であれば「今日、やりたくないな」で辞められますが、他のメンバーにも影響が出てしまうのでやるしかありません。若い選手も出てきて、環境も変わるので、それなりに時間を費やさないと生き残れないです。
―― 印象に残っている試合は?
やっぱり、2022年のさいたまスーパーアリーナでの試合ですね。「2022 VALORANT Champions Tour Challengers Japan Stage2」は会場の雰囲気がすごくて、「応援されてるな」と肌で感じました。自分たちが強いという自信はありましたが、緊張というよりも「やるべきことをやる」という感覚でした。逆に、2023年の「Riot Games ONE 2023」はロールチェンジしたばかりでチームメイトのこともよくわかっておらず負けました。自信をなくすような試合でしたが、経験としてはどちらも大きかったです。

―― チーム内の人間関係で学んだことは?
「NORTHEPTION」のときが、いちばん意見を言い合えるチームでした。喧嘩もしましたけど、そういう衝突があるからこそチームとして成長できると思います。

【3. リアルな「ウォーミングアップ」を公開!】

ここで、xnfri講師のウォーミングアップを見せていただきます。「射撃場」で約20分、「ハードボット」を26体以上倒す練習をします。試合を想定し、頭にエイムを合わせて感覚を整えることから始めます。

このとき、試合と同様に、左右に動いたり、しゃがんだりして撃つのがポイント。「デスマッチ」では勝敗よりも自分のやりたい動きを意識し、撃ち合いが多い場所へ行くことを推奨。視点移動は「誰に見られても恥ずかしくない動き」を意識することで精度が上がると語ります。

【4. 受講生からの質問に「向上心を持って。人間性も大事です」】
ここからは、受講生からの質問に答えます。
―― 試合中に慌ててしまうことがあります。どうしたらいいですか?
数をこなすのがいちばんの対策かな。まったく同じ状況はなくても、パターンを覚えれば予測できるようになります。
―― 練習で意識すべきことは?
最終的には自分でやらないといけません。向上心を持って、自分からトライして。甘えないこともすごく大事です。あとは、いくら強くても「同じチームでやりたい」と思われないと誘われません。「ゲームの実力と関係ないじゃん!」と思われるかもしれませんが、5人でプレーするので人間性は大事です!

―― ご自身が意識していることは?
「言い方」には気をつけて。みんなプライドを持ってやっているので、尊敬しながら建設的な言い合いができるようにするといいです。仲良くても礼儀は必要です。
―― 今後の目標は?
まずは大学卒業ですね(笑)。「VALORANT」にお世話になったので、こういったイベントで少しでも恩返しができたら。ストリーマーも続けたいですが、講演などの経験も活かして、将来は別のフィールドにも広げていきたいです!
―― 最後に、入学検討者へメッセージをお願いします。
辛いこともあるかもしれませんが、本来ゲームは楽しむもの。楽しむ気持ちを忘れずに、頑張ってください!

業界をリードするプロフェッショナルの考え方には、活躍するためのヒントがつまっていました!

講演会後は、サイン会、2ショット撮影など交流の場も設けられました。

プロと直接コミュニケーションを取りアドバイスをいただけるのも、バンタンゲームアカデミーの体験授業ならではです。

【PROFILE】
【xnfri講師】
1999年生まれ。2020年にVALORANT競技シーンに参入。
FAV gamingなどを経て、2022年2月にNORTHEPTIONに加入。
同チームでは「2022 VALORANT Champions Tour Challengers Japan Stage2」で初の国内王者に輝いた。
2022年10月にはDetonatioN Gaming(現DetonatioN FocusMe)に移籍し、VCT PACIFICに参戦。その後VARRELでプレーするなど国内外で活躍。
2024年11月に選手活動の引退を発表。
2025年3月、FENNELへストリーマーとして加入し以降は配信やイベントなどで精力的に活動中。現在は現役大学生として学業にも注力している。
【FENNEL】
2019年に設立。
2025年現在、6つのeスポーツタイトルで部門を保有。
VALORANT部門は日本国内で2度の優勝、Pokémon UNITE部門は2024年夏に世界一に輝くなど全部門で国内最高水準の競技成績を誇るプロeスポーツチームです。
eスポーツ業界内でも先駆けて大会運営事業、アパレル事業を展開しています。
主催するeスポーツ大会ブランド「FFL」は黎明期のeスポーツシーンに対し、毎週のイベントや国際大会、学生大会などを開催。最大同時接続者数は12万人を記録するなど、シーンの盛り上がりを支えました。
アパレル事業ではDIESEL、WIND AND SEAなどとのコラボレーションを実施。
チーム合計のSNS総フォロワー数は480万人、YouTube総再生回数は7億回を超え、eスポーツシーンにおける強固なファンベースとeスポーツファンを始めとする若者シーンの知見を活かしたマーケティング、エンターテイメント事業も行うなど、日本eスポーツシーンを牽引していく企業。

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