バンタン文化祭2025で松丸亮吾さんによるスペシャルトークショーを実施!

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バンタン各校は2025年11月15日にバンタン文化祭2025を開催しました。学生による展示・体験イベントの実施と同時に、バンタンゲームアカデミーの名誉アカデミー長を務める松丸亮吾さんによるスペシャルトークショーも行われました。今回は気になるトークショーの様子をレポートします!

創作のヒントをたくさんもらえるトークショーです!

ご存じ、松丸亮吾さんは謎解きクリエイター。テレビ番組、イベント、舞台などで幅広く活躍されています。2025年にはバンタンゲームアカデミーの名誉アカデミー長に就任。2026年に開講する謎解きクリエイター専攻のカリキュラム監修を行っていただきます。

今回のトークショーはお笑い芸人・ベートーヴェンの久保隆司さんと青井貴治さんのお二人によって進行されました。

最初のトークテーマは「文化祭ってどんなイメージ?」です。舞台演劇の脚本を書き、役者として出演していた経験を持つ松丸さんにとって、文化祭は自分たちの舞台を多くの方に観てもらえる絶好の機会であり、「学生生活で最も気合いを入れていたイベント」だといいます。

続いて「どんな高校生でしたか?」と聞かれると、「理解ができないこと、納得ができないことがあると、それらが解消されるまで尋ね続ける学生だった」と回答。あるとき、客席を使う舞台演出を先生に提案したところ「お客さんがびっくりするから」という理由で却下されました。そのときも、「なぜダメなのか」ということを先生とディスカッションしたといいます。

「固定観念にとらわれていると面白いものは作れない。でも、『当たり前』のことがなぜ『当たり前』とされているのかを分析してからではないと、壊すことはできません。だから疑問を投げて理解をしようとするんです」

そんな松丸さんは学生時代からゲームクリエイターを目指していたといいます。当初は大手ゲームメーカーへの就職を考えていましたが、そこで謎解きゲームを作れるとは限りません。また、収入は多くても、激務で謎解きと向き合う時間が取れない可能性も考えたそうです。

「自分の進路を考えるときに一番大切にしたのは、『どうやったらこれから先の人生で幸せになるか』でした。僕は自分が謎解きをする時間も、お客さんが謎解きを楽しんでくれているのを見るのも、とても好きです。自分のやりたいことができる時間が長ければ長いほど、幸せになれると思うので、そうなるための合理的な選択として謎解きゲームを作る会社を立ち上げました。『好きなことを仕事にする』のではなく、『好きだから仕事になる』が僕の持論です」

やはり自分の「好き」という気持ちが、クリエイティブの言動になっているんですね!

松丸さんのメッセージが込められた謎解きに挑戦!

続いては、松丸さん制作の謎解きに参加者が挑戦。答えには松丸さんが大切にしていることが込められているそう。参加者はディスプレイに表示されたイラストを見て、楽しみながら答えを探っていきます。

1問目の答えは「成長」です。ゲームクリエイターを目指すのであれば、インプットの質が大切だと松丸さんは主張。同じものばかりをインプットしても成長曲線が伸びません。だから、いろいろなものを試すこと、そして成長のために何が足りないかを考えることが重要だといいます。

2問目の答えは「設計」を意味する「DESIGN」。この問題を解く人が「感動」を体験できるように設計したといい、参加者は松丸さんの謎解きへの思いを身をもって感じられたのではないでしょうか。

謎解きで楽しませてもらったので、今度は当校が松丸さんを楽しませる番です。ということで、松丸さんにはバンタンゲームアカデミー高等部2年生が制作したシューティングゲームに挑戦してもらいます!直感的な操作性と、シンプルだけどおしゃれなデザインが特徴のゲームで、難易度はやや高め。松丸さんは「実況している余裕がない!」といいつつも、ステージ見事クリアし、会場を沸かせました。

トークイベントの終わりには、次のような言葉で締めくくりました。

「僕は小さいころから特にすごい才能に恵まれていたタイプではありません。好きなことに時間を費やしてきただけで、インプット、特に好きなものと対極にあるものや、苦手なことも取り入れ、同時にアウトプットを行ってきました。学生時代は、自分の苦手なことも見つめる時期でした。大人になった今は、苦手なことするときは、それが得意な人と組んで向き合っています。皆さんもインプットとアウトプットを最大化し、いい仲間を見つけ、楽しいものを作り、この世界を照らしてください」

学生が制作したイベントに参加していただきました!

トークショーの後、松丸さんは東京校の学生が制作したイベントに参加。その1つが「イラストの世界からの脱出」です。教室の壁にはさまざまなイラストが掲示されており、そこに隠された謎を解く体験イベントです。

松丸さんが教室に入ると、大きな歓声が。自分たちの制作したイベントを体験してもらえるということで、学生たちもうれしそう!

イベントのルールを聞いた松丸さんは、呼吸をするように次々と謎を解いていきます。見守る学生から「早い!」「すごい!」など感嘆の声があがるのも無理はありません。

ところが終盤になると、松丸さんが「難しい!何だろう?」と悩む瞬間も。これには制作した学生たちも手応えを感じているようでした。

でも、松丸さんは高得点を叩き出し、無事に脱出することができました!

「楽しかったです!新しいクリエイターが出れば出るほど、僕が解けない問題が増えていくので、謎を解くことも好きな僕としては、皆さんの活躍をうれしく思います。皆さんの制作物が刺激になりました。僕もうかうかしてられないですね。お互い頑張りましょう!」

松丸さんがそう呼びかけると、大きな拍手が起こりました。

松丸さん、ご参加そして学生に刺激をくださって、ありがとうございました!学生の皆さんも、松丸さんのように好きなことを突き詰めましょう。バンタン各校はスタッフ一同、そのサポートを全力で行います!

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